ChromiumブラウザにFlashプラグインを入れたけど、やっぱり共有メモリが食われる件


新しいPCを組むまでサポートが終了したChromeブラウザで頑張っていたわけだが、以前の記事を振り返っていたところ、Flashpluginの更新が再開されたことに気がついた。
 調べていたところ、Chromiumブラウザに導入できるようなので、試してみた。




事の経緯

3月にChromeブラウザのサポートが終了したが、Flash動画を観るために使い続けていた。
共有メモリが肥大化してハングアップしないように見張る必要があったが、これが本当に不便。
ちょっと目を離したスキに2GBを超えていたりする。

前回の記事を振り返っていたところ、32bit版UbuntuへのFlashプラグインのアップデートが再開されたことを知った。

Flashが更新されれば共有メモリが肥大化するバグ(?)が改善されているかもしれない。
ワンチャンあると思い調べていると、Chromiumブラウザに導入できるという情報を見つけることができた。

前回の作業を覚えていないが、「ChromeのPPAPIをChromiumで動作させる」ことができなかったので放置していた。


Adobe Flashプラグインをインストールする

Ubuntuではソフトウェアセンターからインストールできるようだ。
LinuxMintの「ソフトウェアの管理」には「adobe-flashplugin」が表示されなかったので、Synaptic パッケージマネージャからインストールした(図1)。

flashプラグインはChromeにバンドルされているものを使っていたので、インストールされていない状態だった。

図1.Synapticでflashプラグインを検索した結果

Adobeのサイトに確認に行くと、"You have version 21,0,0,0213 installed"と表示された(図2)。

図2.Adobeのサイトでバージョンの確認ができる


期待のバグの改善は……

結果からいえば、Chromeと変わらなかった。
共有メモリは肥大化し、最終的にハングアップする(図3)。
 Chromiumを終了しても、やはりメモリは開放されないままだ。

図3.Chromiumを終了してもsharedは100MBも開放されない


おわりに

そもそも原因がChromeなのか、Flashなのか……はたまたMintなのかわかっていないのだけど。

異常に気づいたのは、Flashを使用して動画を再生しているときだった。
このため、怪しいのはFlashだと思っていた。

しかし、まとめサイトの広告のように、画像が大量にあるページでも共有メモリが肥大化する。

「現在では共有メモリは使用されていない」という主張から、Mintがおかしいという考えもできる。
起動直後にすでに20MB使われているからだ。

ただし、Firefoxでは共有メモリは肥大化せず、Chromeでも2016年の2月までは異常がなかったことを考慮すると、Mintが原因とは考えにくい。
(GPUを使わないということで、FirefoxでのNPAPIは試していない)


セキュリティに関してはChromeを使わなくなったのでマシだろう。
ニコニコ動画のようなFlashを必要とするコンテンツでは、同じようにfreeコマンドの結果を見張り続けなければならない。


2009年の自作マシンということもあり、いいかげん組み直して64bitOSにしようと考えているが、これが解決するのかどうか、正直期待ができない。
個人的には、HTML5にさっさと移行すればFirefoxで事足りるのだが。