▼概要
Ubuntu 16.04にFlash player 24をインストールした経験をまとめました。対象のブラウザはChromium、Vivaldi、Firefoxです。
結論からいうと、インストールされているFlashを完全削除。
そしてバージョン24をインストールしました。
▼最終ゴール
ポーズマニアックスのFlashコンテンツが実行できること。また、他のFlashコンテンツが実行できればなお良し。
▼環境・ソフトウェア
OS:Ubuntu 16.04 LTS(64bit)Adobe Flash Player v24.0.0.221
Chromium v55
Firefox v51.0.1
Vivaldi v1.7
▼経緯
クロッキーで速筆の練習をしようとポーズマニアックスをChromiumで開いた。うちのChromiumはFlashコンテンツ用のポジションだったけど、コンテンツが表示されない。
おかしいと思いググってみると、Flash playerは最新のバージョン24が「緊急で」配信されていた。
「Adobe Flash Player 24」が公開、17件の脆弱性を修正。IEの標的型攻撃への悪用も - 窓の杜
Chromiumと、メインブラウザのVivaldiはともに、バージョン20で止まっている。
Flashを無効にして過ごしていたから気づかなかった。
脆弱性も怖いので(今更)、アップデートのついでに記事にしてみた。
1.座学
とりあえず、ググッて情報を仕入れる。Linux版のバージョン11以後の動向を書いてくれています。
Adobe Flash その8 - Adobe、Linux向けNPAPI版Flashプレーヤーのサポート方針変更・継続的なサポートへ - kledgeb
コマンドやシンボリックリンクが難しかったので、読んだだけ。
最新Flashのインストール(17.01.25更新) - Yahoo!知恵袋
2.既存のファイルを置き換えてみる
公式のtar.gzからsoファイルを取り出し、置き換える方法。場所は/usr/lib/pepperflashplugin-nonfreeディレクトリのlibpepperflashplayer.soファイル。
システムファイルはGUIからでは手が出せないので、コマンドからスーパーユーザでコピー。
例)$sudo cp libpepperflashplayer.so /usr/lib/pepperflashplugin-nonfree/
soファイルのある場所だとこんなコマンドだったハズ。
これでChromiumはバージョンが24に。
Flashコンテンツは実行できない。
置き換える情報はコチラのページから。
軽量Linux:Chromium Opera Vivaldi のFlash Player を最新版にする方法! _ Windowsはもういらない
3.VivaldiのFlashの読み込み場所がおかしかった
Chromium側のプラグインのバージョンが24になった一方で、Vivaldiは20のまま。しかも、よく見ると、プラグインを参照する場所が異なっていた(Fig1)(Fig2)。
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Fig1.VivaldiのFlashプラグインはhomeディレクトリ内にある |
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Fig2.ChromiumのFlashプラグインはシステムファイルに入っている |
Chromiumでは、アドレスバーに「chrome://plugins」と入力。
Vivaldiの参照するプラグインは、ユーザディレクトリの隠しファイルに入ってた。
「/home/【ユーザ名】/.config/google-chrome/PepperFlash/21.0.0.213/libpepperflashplayer.so」
Chromiumの場合は、「/usr/lib/pepperflashplugin-nonfree/libpepperflashplayer.so」
VivaldiはChromiumプロジェクトを基にしている。
Chromiumは以前、Google-chromeに同梱されていたFlashプラグインを持ってきていた気がする。
このPCじゃChromeはインストールしたことがないが、もしかしたら、Linuxmint時代のhomeディレクトリを流用したから残っていた可能性がある。
(この瞬間まで、そのことを忘れていた)
【Ubuntu】7年ぶりのPC本体の更新と、OS・ソフトのインストールのトラブルをまとめてみた【16.04】
読み込み場所は変えられるらしいが、ブラウザを起動させるコマンドに場所をオプションとしてつけなければいけない。
それは面倒なので、完全削除からのインストールでマシにならないか試すことにした。
4.古いバージョンの完全削除を試みる
一発で理解できるコマンドがなかったので、Synapticパッケージマネージャを使う。該当したのはpepperflashplugin-nonfreeのみ。
他はインストールされてなかった。
まずはSynapticで完全削除を実行。
GUI操作を疑っているので、コマンドの方法も調べてみた。
徹底的にFlash Playerプラグインを無効化・アンインストールする方法 – OTTAN.XYZ
$sudo apt-get remove flashplugin-installer
$sudo update-pepperflashplugin-nonfree –uninstall
この2つのコマンドを走らせる。
削除を実行するため、選択肢は「yes」。
ここでChromiumを再起動してプラグイン画面を確認すると、Flashが消えている。
成功したようだ。
Vivaldiは読み込み場所が違うため、消えてない。
調べてみると、Chromeに同梱されていた方は、2012年頃に悪さをしていたようだ。
Ubuntu日本語フォーラム _ Google-chromeでフラッシュプラグインが表示されません。
当時のの問題を知らないのだが、試しにディレクトリをふっ飛ばしてみる。
Chromeがないから平気だろう(適当)。
/home/【ユーザ名】/.config/google-chromeディレクトリ内のPepperFlashディレクトリをGUIからDeleteキー。あっさり消えた。
Vivaldiのプラグイン画面を見ると、Flashがちゃんと消えていた(Fig3)。
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Fig3.Flashプラグインが削除された |
5.いよいよバージョン24のインストール
リポジトリに登録した方がアップデートも楽だと思ったので、その方法を探す。萌え萌えmoebuntu 最新安定版Pepper Flash Playerのインストール
当時のバージョンは22だが、同じ方法で成功した。
コマンドの裏付けに、海外のページも貼っておく。
機械翻訳がクソなので、Englishに戻すこと。
コマンドまで和訳される。
「須藤追加」ってなんやねん。
New Pepper Flash Installer for Chromium, Firefox
リダイレクトされて英語に切り替えられない場合、URLの「ja」の部分を「en」にすると解決する。
インストールするために実行したコマンドは以下。
5.1.リポジトリに登録
$sudo add-apt-repository ppa:jonathonf/pepperflashplugin-nonfree5.2.更新の確認
$sudo apt updateいつもの。
5.3.Flashをインストール
$sudo apt install pepperflashplugin-nonfreeこの時点で、Chromiumにはバージョン24が表示される(Fig4)。
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Fig4.バージョン24のFlashと結びついたChromium |
一方で、Vivaldiはバージョンが999.999.999(Fig5)。
これはヤバい。
(プラグインの場所はちゃんと変わっている)
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Fig5.バージョンが異常なプラグイン |
バージョンが正しく表示されない場合があるって、どこかのページに書いてあったな。
とりあえず、残りのコマンドを実行して、ダメだったら考える。
5.4.最新版をインストール
$sudo update-pepperflashplugin-nonfree –install5.5.ブラウザプラグインを最新にする
$sudo apt install browser-plugin-freshplayer-pepperflash結構ふざけたコマンドな気がする。
入力ミスに注意。
「fresh(フレッシュ)player」である。
「flash」→「flesh」→「fresh」。
SS参照。2回ミスった(Fig6)。
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Fig6.コマンドの入力ミス |
これでVivaldiでも正しくバージョンが読み込めた(Fig7)。
肝心のポーズマニアックスでも、Flashを有効にすれば実行できた。
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Fig7.Adobe公式サイトでのバージョン確認(Vivaldi) |
一方、上手くいったと思っていたChromiumでは実行できないトラブル。
AdobeのFlashアニメーションは動く。なぜ。
ここまで出番がなかったFirefoxは、バージョンが24になり、ポーズマニアックスでも正常に実行できる(Fig8)。
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Fig8.Firefoxでのプラグイン画面 |
メインのブラウザがVivaldiだから、まぁいいか。
ポーズマニアックスは利用できるようになったし、ニコ生も表示できるようになった。
▼さいごに
Flashに縛られない未来が早く来ますように。リポジトリに登録したから、ちゃんとアップデートがされますように。
ダメだったらまた調査して記事にするかもしれません。